時代の変化

アフターコロナによる時代の変化に伴い、世界秩序・グローバル経済・社会の枠組み・働き方・人と人の関わり・生活・価値観などにも大きな変化が起こりつつあります。

社会問題

・医療費の増加
・医療従事者の不足
・高齢化社会
・慢性疾患の増加
・健康寿命の延伸
・新型コロナウイルスによる経営難

日本では国民皆保険制度のもと、あらゆる人が質の高い医療サービスを受けることができます。しかし医療の現場は深刻な人手不足など様々な課題に直面しています。更に、「2025年問題」を迎える今、未曾有の超高齢化が進んだ社会では、医療や介護、社会保障など、様々な面に深刻な影響が及ぶと考えられます。あと数年先まで迫った2025年問題は早急に対処すべき課題として取り沙汰されています。
更に新型コロナウイルスの猛威により、人々の生活だけでなく、健康に対する意識も大きく変化させました。
このような厳しい状況から健康への意識がますます高まってきています。

健康への意識の高まり

食生活に対しての意識

糖尿病や高血圧といった生活習慣病は、食生活を改めることで予防や改善につながります。
ある保険会社の「健康」に関する調査では、74.4%の人が生活習慣病予防や健康づくりのための、健康的な食生活を意識していると答えています。
栄養バランスのとれた食事の実践や、朝昼晩3食規則正しく食べることを心がけている人も多く、健康的な食生活に対しての意識は高まっています。

運動に対しての意識

健康のために運動やスポーツを始めた人も多く、年代別に見ると65歳以上の約半数が運動やスポーツをしていると分かりました。
しかし20代から50代では運動不足を感じている人も少なくありません。
仕事が忙しく、なかなか運動する時間がとれない人はエレベーターやエスカレーターの利用を減らし、階段を使うだけでも効果的です。

働き方、睡眠に対する意識

働き方改革によって、自分のライフスタイルにあった働き方を選択する人も増えました。
ワークライフバランスという言葉が広まったように、仕事と生活の調和をしっかり撮ろうと考える人が増えた一方で、一般労働者の一人当たりの労働時間は横ばいに推移しており、改善までに時間はかかりそうです。
また、ストレスや不安を感じた時に「寝てしまう」と答えた人が多く、睡眠の大切さが感じられます。日本は平均睡眠時間が短くなっている傾向があり、諸外国と比べても短いことがわかります。
現在では睡眠不足による様々な弊害が問題視され、フレックス制度や時短勤務などを取り入れている企業も見られます。

日常的な行動のトータル管理が必要

近年では、「ビックデータ」や「IoT」などのデジタル化が進み、様々なウェアラブル機器やアプリケーションでデータ収集・分析が行える時代となりました。
生活の中に運動とデータを入れこむデジタル技術の需要が高まっています。